失われた30年で積み上げた日本の最大の財産は清貧。そこを今後どうやって維持していくか


こんにちは、中山です

先日、ヨーロッパの国を複数旅行して、地方の都市も回ってきました

西ヨーロッパの国々は近年は経済的にあまり調子の良くない国が多く、日本のように将来に対しての不満や、生活苦、そして貧富の差が広がっています

そういった国々を訪れてみると、日本と決定的に違ってるのはその日本人の清貧さではないかと感じます

この平成の30年の間に培われた最大の財産は、これなのではないでしょうか

そして、それを今後どうやって維持していくのか、それが日本の今後のために必要なものなのではないかと私は感じています

ヨーロッパの田舎は、住む人も日本と違っている

ヨーロッパの地方都市は、日本のそれと同じようにどんどんと人口が減っていき、貧しくなっていている場所がほとんどです

そういった街を訪れると、日本と決定的に違うのがその街の人々の様子です

ヨーロッパの地方都市には、大抵の場合、街にゴミがあちこちに落ちており、明らかに怪しいアンダーグラウンドの世界を生きているであろう人の姿も見えますし、バカにしたような態度で話しかけてくる人もよくいます

バスや電車も汚れていて、うるさいことが多いです

さらには、ちょっと人が集まる場所ではスリに気をつけないといけません

スリと言っても、ポケットに手を入れて物を盗むのであれば可愛い方で、ひどいときには体当たりをしてきて手に持っているスマホや財布を奪い取っていくような人がいる街もあります

ちょっと長く住んでいると、その日本との差は更に感じます

貧しい地域に住んでいると、夜中の突然の騒音や悪臭、そして郵便物を盗まれるなどの理不尽なトラブルも多くあります

ちょっとしたファーストフード店は貧しい人たちに占領されていて、席は汚れている上に、店員の対応も威圧的なものになっています

物販のビジネスをしている知人がヨーロッパにいますが、彼が言うにはヨーロッパでのクレームの頻度は日本とは比べ物にならないほどに多いそうです

特に貧しい人たちに対するビジネスでは理不尽なクレームが多く、それだけでかなりの消耗をしてしまうことになってしまっています

「貧すれば鈍する」や「民度」、というような言葉を使うのは私は好きではありませんが、ヨーロッパの貧しい人たちのマインドは日本の貧しい人たちのそれとは大きく変わっています

旅行先のヨーロッパを例に出しましたが、貧しい人たちの様子はアメリカでも言えます

アメリカでも、貧しい人たちの住むエリアは汚れていて治安の悪い場所が多く、所得によってかなり住む場所が住み分けられています

お金がある人も、貧しい人の暮らしには影響される

そういった地方の貧しい人たちは地方の独自のコミュニティで暮らしているのだからいいじゃないか、という考え方もありますが、そういった地方の貧しい人たちの暮らしのために一般的な人々の暮らしも大きく影響を受けています

治安が良くないことでの街を出歩く際の緊張感は欧米では日本よりも遥かに大きく、出歩く時間帯や場所も気をつけないといけません

公共機関も、基本的に貧しい人たちのものという感覚で安かろう悪かろうというサービスになりがちなので、そういった悪いサービスを受けたくない人はコストを掛けて高いサービスを使うことになります

例えば、安い公共のバスは汚れていてうるさく、時間も守らないことが多いので、お金に余裕がある人は電車やタクシー、自家用車などを使ってそういった貧しい人が使うサービスを避けるために余計なコストを支払うことになります

食事をする際も、安くて質のいいお店は貧しい人が集まってすぐに汚されたりうるさくなり、ただ安いだけのお店になってしまいます

日本では、貧しい人がいることで余計なコストを支払うことがない

欧米では、貧しい人がいることで通常のお金を持っている人も生活に影響を受けますが、日本ではそういったことは基本的にありません

公共機関は貧しい人も使いますし、一般的なサラリーマンでも当たり前の手段として使います

わざわざ公共機関を使うことを避けるためだけにタクシーに乗って余計なコストを支払うということもありません

ファストフード店のような低価格のお店が居心地が悪いということもなく、低価格で居心地がよく、そして質の良いレストランやお店が街のいたるところにあります

私はネットでビジネスをしており、低価格の物を販売することもありますが、基本的にクレームはそこまで多くありません

理不尽だったり、倫理観の低いクレームは本当に数えるほどで、たとえ低価格の物を販売していてもその購入者の層に不満を持つことはありません

欧米では見られる貧困層の人たちの独特のマインドや、そのために普通にお金を持っている人たちが余計にコストを支払わないと快適な暮らしができないという現象が、日本にはないのです

日本の貧困層はいわゆる清貧で、他人に迷惑をかけたり、貧しい人だけで公共施設を独占するなど社会に余計なコストを掛けさせたりというようなことが起こっていないのです

日本にいると当たり前のことなので気が付かなかったり意識しなかったりすることではありますが、この状況は世界的にもかなり特殊で、そしてそのおかげで私達の生活はかなり快適になっています

この30年で積み上げてきた最大の資産

私は、この清貧な層がいることは日本がこの30年で積み上げてきた最大の資産ではないかと感じます

失われた30年で、日本は経済的にも世界的な地位も衰退しました

ただ衰退をし続けていて特に何も積み上げることがなかったというのではなく、私達が積み上げてきたのはこの貧しさに対する向き合い方です

昭和の終わりなどと比べても、現在の日本人はマナーが良く、人に迷惑をかけるような人の数が少なくなってきました

そのおかげで、マナーの悪い人や貧しくて特殊なマインドを持っている人を避けるために解くべくなコストをかける必要がなく、低価格で高品質なサービスも出来やすくなっているのです

目には見えず、そして数値化もできないことですが、この積み上げられた財産で、私達は普段の暮らしでかなりのメリットを享受できています

移民を受け入れても、この状況を維持するのが今後の課題

こういった日本の清貧さは、今後、移民を受け入れてもどう維持していくのかが重要なポイントになるでしょう

欧米でも、貧しい地域に住んで社会にうまく溶け込めていない層は移民の二世、三世が多いといわれています

今後、日本が移民を受け入れることは、日本の産業を支える上で必須でしょう

そのうえで、現在はまだ一世の移民が、二世三世となったときに貧困層をつくってしまったとき、どうやって現在の日本人のように清貧さを持ち続けられるかが今後の日本の課題になるのではと私は感じています

まとめ : 普段は気づかない日本の財産を今後も守っていく

日本人の清貧さは、ここ30年で積み上げてきた大きな財産なので、それは目に見えるものではありませんが日本社会に大きな利点となっています

今後、それをどうして維持していくかが、日本が住みやすい社会でありつづけるためのポイントなのではと感じます

ほいでは!


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする