こんにちは、中山です
ノマドワーカーなど、場所にとらわれずに生きるというライフスタイルが数年前から話題になっています
今後、テクノロジーの進歩とともに場所を選ばずにできる仕事というのはどんどんと増えていき、日本を出て暮らすというのは選択肢の一つとして当たり前になっていくでしょう
しかし、経済的に成功をしても、海外での生活というのは簡単ではありません
海外でどうやって居場所をつくるか、それをきちんと考える必要があります

目次
1人で海外に住んでも、そこまで楽しくはない
私も、過去にイギリスやタイ、アメリカで同じ場所に長期滞在をしたことがあります
はじめは、海外に住めるというのは長年の一つの目標でもありましたし、憧れていたことでもあったので嬉しかったですが、実際に住んでみると、実はひとりきりで海外に住むというのはそこまで楽しいことではありません
友人も日本にいるときほど簡単にはできませんし、私のようにノマドで働いていると仕事を通じての交流というのもほとんどありません
食事も、日本にいるときほど恵まれた食生活を送ることはできず、設備の少ないキッチンで自炊か、安い外食になります
また、長期的に住むとなると、イギリスのロンドン、アメリカのロサンゼルスなどでは中心地に住むことはまず難しいので、ちょっと外れた住宅地に住むことになります
もちろん、中心地に行くことはできますが、長期的に住んでいると予定がない限り底に行くことはありません
また、そういった場所にいくような用事は、一人で仕事をしていると基本的にありません
家外に出かけると玄関の外は海外なので、その感覚は新鮮ではありますが、基本は1人で仕事をして家で食事をするという暮らしになります
言語の壁も文化の壁もある上に、人脈もまったくない場所で1人で住むということで、なかなか交流関係も広がっていかないのです
普段から人と交流せずに家にいるという人であれば問題ないでしょうが、仕事終わりは友達と遊びたい、週末はみんなで何かをしたい、という人には、日本を離れて海外での自由な暮らし、というのは意外と魅力は少ないのです
海外に1人で住むのは楽しくない。そこをごまかしごまかし無理をして住んでいる人も多くいますが、そこはわかっておいたほうが良いポイントです
それでも、海外には魅力がある
否定的なことも書きましたが、海外での暮らしには魅力も多くあります
場所によっては生活費は節約できます
海外に自由に住むということで、東南アジアなどのアジア圏を選ぶ人は多くいます
そういった人たちにとって、何よりのメリットはその物価でしょう
タイのバンコクであれば、場所にもよりますが、月に5万円で暮らすというのも十分に可能です
安いからと言って環境が悪いということもなく、東京の大学生の一人暮らしよりも遥かに室のよい暮らしでその値段で押させることができます
ちょっと贅沢をすれば、なん部屋もある贅沢な部屋に住んだり、家に家政婦を雇ったり、専属の運転手を雇ったりというような暮らしでも日本である程度の収入を得ていれば十分に可能です
アジア圏だけでなく、東ヨーロッパ、中南米など、日本よりも物価が安くて快適に暮らすことのできる国は世界中にあります
世界が広がる、というのも大きなメリット
日本で、東京などで会社員をしていたり、自営で暮らしていると、どうしても世界がそこに限られてしまいます
私も、個人的に、30代になり、一般的な日本人として体験できることは一通りはしてしまったなという気持ちになることがよくあります
海外に出ることで、そういった閉塞感は一切なくなり、自分を試せる可能性が一気に広がります
言語も、文化も、国の仕組みも、経済状況も気候も全く違う場所に住むということは、それだけで圧倒的な刺激があります
退屈をするということは、まずないでしょう
花粉症、寒さなどから逃げられる
自由に海外に住めるとなると、花粉症や冬の寒さなどから逃げることができるというのも大きな利点です
海外には、過ごしやすい気候の国はたくさんあります
日本で花粉のアレルギーに苦しめられながら暮らすより、快適な場所をもとめて動き回りながら働くというライフスタイルは、いまだからこそできる贅沢なものでしょう
海外での居場所をつくる
そういった、海外生活でのメリットを享受しながら海外で楽しく暮らすには、海外での自分の居場所をつくるのが一番です
まったく知り合いのいない海外にふらりと出かけて、そこで知り合いをつくるというのはなかなか大変なことですが、探してみると方法はいくつもあります
街の日本人交流会に参加する
インターネットの掲示板を見ると、大きな街ではそこの在住者の日本人通しの交流会が行われています
フェイスブックページなどで交流を呼びかけいることもあるので、そういった場所をチェックしてみることで交流会に参加ができます
日本人宿に行ってみる
アジア圏などでは、大きな街にはだいたい日本人の集まる日本人宿があります
少し前まではバックパッカーのような節約志向の旅行者が多くいましたが、いまでは普通の旅行者もそういった場所に多く泊まるようになってきたような印象があります
ちょっとそういった宿に遊びに行ってみることで、知り合いは増えていきます
大学の、日本語専攻のクラスに遊びに行ってみる
多少勇気がいることですが、その街の大学の日本語専攻のクラスに行ってみるというのも一つの方法です
特にアジア圏では、大きな大学であれば日本語専攻のクラスがあります
そういった場所にコンタクトを取って、遊びに行ってみると滅多なことがない限り歓迎してくれるでしょう
現地の人と仲良くなるにはとても有効な方法です
夜遊びをしてみる
大抵の国は、日本と違ってお酒の席でいろいろな人と話をするというのは当たり前の交流です
ヨーロッパであれば、雰囲気次第ではちょっとしたバーなどで隣の人に話しかけるというのは全く失礼ではありません(その場所によるので、様子を見るのは大切です)
アジア圏では、クラブなどでテーブルに座り、ちょっとした雑談をするというのはとても当たり前のコミュニケーションの方法です
ちょっとした歓楽街に顔を出して見て、飲み友達をつくってみるのもいいでしょう
日本の友達と電話をする
いまでは、国際電話も無料でいつでもすることができ、ビデオ通話も問題ありません
たとえ現地で知り合いがいなくても、寂しくなったり誰かと話したいときにビデオ通話で会話をするという方法も一つです
海外に住み、普段は日本の友達とインターネット上だけで交流するというのも全く問題ありません
技術が進歩してきたおかげで、こういったコミュニケーションの方法も当たり前になっています
長く住んで、ちょっとずつ知り合いをふやしていく
気に入った街があれば、そこに長期間住んでみることで、意識しなくても自然と居場所ができるということもあります
住んでいるだけで、普段顔を合わせるご近所さんとは挨拶程度はするようになるでしょうし、カフェの店員と仲良くなるだけでもそこから交流が始まっていく可能性はあります
長期間住むことを前提として、ちょっとずつちょっとずつ自分のテリトリーを広げていくというのも、その場所に居場所を見つける一つの方法です
語学の上達などに従って、徐々に自分の世界は広がっていきます
まとめ:自分にとって、どこに住むのが本当に幸せなのか考える時代
住む場所を選ぶ必要がなくなった時代になり、ライフスタイルの選択肢は本当に広がりました
海外に住む、という選択をする人が多くなっていき、そのメリットが話題になることもよくあります
こちらの記事でも、そのメリットや、その居場所をつくる方法を紹介してみましたが、無理をして海外に住む必要もないのです
自分にとって、どこに住んでどんな暮らしをするのが幸せなのか、それをしっかりと考える必要がある時代が来ています
ほいでは!