怒りの感情をうまく使う


こんにちは、中山です

近年、仏教がブームになったり、コンプライアンスを強く求められるようになったりする場面が多くあり、怒りは否定される傾向にあるように感じます

しかし、怒りというのは非常に強い感情の一つであり、上手くコントロールすることで人生をより良くするものとして使えるのではと私は考えます

怒りはとても強く、増幅をして人に影響力を与える感情

怒りの感情は、人間の感情の中でも特に強く、そして他人への影響力のあるものです

たとえば、赤の他人がすぐ近くで喜んだり悲しんでいたりしてもそこまで気にしないでしょうが、近くで人が怒っていると人はその影響を非常に強く受けます

怒っていることで怖いと思い、その怒っている人に注目してしまう人もいるでしょうし、怒っている人に無意識に怒鳴りつける人もいるでしょう

怒りというのは、他人を巻き込みやすい感情の一つです

そして、怒りは個人にも影響力を強く与えます

怒りで眠れない、昔あった嫌なことをずっと考えてしまう。そういった経験を持つ人も少なくないのではないでしょうか

喜び、悲しみよりも、怒りはそうして個人に強く影響を与えます

また、怒りは人に伝わり、そして人に伝わって反発し合うことでどんどんと大きくなっていきます

いったん怒り出した人が、どんどんとその怒りを強めていく状態を見たことがある人は多いのではないしょうか

はじめはほんの些細な怒りでも、いったん怒り出し、それに反発する人がいるとその感情は燃え広がるようにどんどんと大きくなっていきます ネット上の炎上も、怒りのこの特性によるものが多いです

これは怒りの特性として仕方のないことです

逆を言えば、これを使いこなすとことで、自分に対しても他人に対しても影響力を持つことができるようになります

まずは、自分の怒りをコントロールする

自分の内側に巻き怒ってくる怒りに対して、まず大前提としてこちらをコントロールできるようにすく必要があります

怒りをコントロールする方法は以下のようなものがあります

怒りを感じたら、まず深呼吸

怒りをコントロールする際に一番有効なのはこちらでしょう

嫌なことがあった、嫌なことを思い出してしまった。そういったときは、まず息を深く吐き出し、そして深く吸い込みます

嫌な感情を吐き出すように深く息を吐き出し、そして体を緩めながら吸い込む。

そういった深呼吸を繰り返すことで、自然と怒りは収まります

怒りの感情を観察する

次に、怒りの感情を観察することも有効な手段です

例えば、人に嫌なことを言われて腹が立ったとき、自分はこの人にこんなことを言われて腹が立っているのだな、とその状況の自分を観察してみましょう

そして、自分は怒りの感情があるんだ。それをいったん置いておこう、といって棚上げしてしまう。それだけで怒りは落ち着きます

第三者が見ているものとしてその怒りを観察して、そしてその感情を棚上げしてしまう。

それも怒りをコントロールする方法の一つです

怒りに振り回されることは意味がないことを理解する

論理的に考えることが得意な人は、怒り自体に意味がないことを認識するのもいい方法です

怒りの感情は生理現象として湧き上がってくるものですが、それ自体を維持することに意味はありません

問題が発生したとして、それを感情に任せて怒ることで解決するという状況はほとんどありません

自分は怒っている、しかしそれは意味のないことだから早く生産的な方法に戻ろう。そう論理的に考えることで怒りを忘れることができます

他人の怒りを理解する

怒りは非常に伝わりやすいもので、他人が怒っていると自分まで怒りたくなってしまいます

そういった場合は、相手が何に怒っているのかをきちんと観察することが大事です

ああ、この人はこんな状況にあるから怒っているんだ。そう相手の状況を理解することで、無意味に相手の感情に振り回されて自分まで怒ってしまうということはなくなります

関連記事:空港は特別な場所。新興国での空港のタクシーのボッタクリはなくならない

期待値を下げる

人が怒ってしまう原因の大半は、何かを過信しすぎていることに起因します

思っていたことと違う、非常識なことをされる、というのは、自分が他人に対して期待をし過ぎているからです

世界に対する期待値をゼロにすれば、そこには感謝しかなくなる

これはホーキング博士の言葉です。

この言葉の通り、なにかに無意味に期待することをやめることで、怒りの感情を抑えることができます

そして怒りの感情が生まれてしまったときには、自分はなにかに期待しすぎてしまったのだと思うことでそれをコントロールできます

ストレスを無くし、息抜きの方法を考える

些細なことですぐに怒ってしまったり、怒りの感情を持ちやすいという人は、無意識にストレスを抱え込んでしまっているからというのも原因の一つです

疲れが溜まりやすい、嫌な仕事をしているなど、ストレスが溜まりやすい環境にある人は、人生を幸福にするためになんとかしてその状況を変える必要があります

他にも、散歩をするなど、ストレス発散の方法をなにか持っていると、怒りの感情としてストレスを発散させるようなことはなくなるでしょう

脂っこいものを食べたり、血圧が上がるものを食べると怒りっぽくなる傾向もあります

食習慣が怒りと結びつくということも知っておいたほうがいいでしょう

参考記事:三年間続けてきたベジタリアンの生活をやめることにしました

自分の怒りを利用する

怒りをコントロールできるようになったら、それを利用してみるとそれは人生の劇薬になります

例えば、怒りはモチベーションを上げる際にも強く作用します

なぜ自分はこんなに恵まれていないんだ、この環境から早く脱出したい。そういった怒りを意図的に自身に持つようにすることで、努力への強いモチベーションに繋がります

これは、何かになりたい、などというあこがれからのモチベーションよりも強い感情になることが多いです

他にも、なかなか行動できない場合も、こんな自分の状況から脱却するには動くしかない、みんなを見返すには行動しかない、といった怒りを起点とした行動原理とすることで自分の状況を変化させることはできます

ただ、注意点として、こうした怒りを起点とした努力、行動はその後、それが成功しても幸せとは繋がりません

怒りや復讐を目的として行動をしても、その先に幸せなどないのです

なので、はじめはあいつを見返すためにやっていたことだけど、いつの間にか努力することが楽しくなってきた、などという論理を見つけて、その動機を怒りから離していく必要があります。

あくまではじめの火付け役として怒りを利用するというのか大切です

怒りを抑止として利用する

感情的なやり取りの際に、怒りを使うことは基本的に生産的ではありません

怒りの感情を持ち込むことて大抵のことはよりややこしくなってしまいますし、きちんとした解決ができなくなってしまいます

しかし、物理的にしつこく関わってくる人がいた場合、もしくは金銭面で損をしそうになったときなど、意図的にこちらの怒りを見せることで相手をひるませることはできます

明らかに自分に危害を加えそうな人がいる場合は逃げるのがベストですが、そういった場合ではなく、例えばしつこい客引き、理不尽なことを言ってくる相手など、会話をしてわからなそうな相手であれば、怒りを思い切りぶつけるとそれ以上相手が関わってこなくなることもあります

怒りが人の怒りを増幅させる効果もあることを理解した上で、抑止力として怒りを使う、それができれば、非常に効果的な場面も世界には多数あります

関連記事:他人を、どこまで信用できるのか

相手の怒りを止める

怒りは人に伝わることで増幅する、という原理を知っておくと、相手の怒りを止めるように促すこともできます

相手が怒りの感情で接してきたとき、こちらにそちらに反応して怒りを見せてしまいそうになりますが、そこで怒りを見せてしまうと相手の怒りの感情は増幅してしまいます

できるだけ怒りの感情を見せないようにする

そして、可能であれば、そんなに怒らないでください、といって相手に自身が怒っていることを認識させることもいい方法です

怒りが間違った感情である、という認識の人であれば、自身が怒っていることを認識すれば、怒りを止めようとします

それで怒りを止めない人でも、こちらが怒りの感情を見せなければ徐々に怒りの感情は落ち着いていきます

ただ、怒りの感情に対して、反省している、という態度を見せると相手の怒りがエスカレートしてしまう場合もあるので注意が必要です

相手に自分が反省していることを伝えたい場合は反省の態度を見せることも大切ですが、相手の怒りを沈めたいだけなのであれば、反省は効果的ではないことは知っておいたほうがいいでしょう

怒りで大衆をコントロールする方法があることを知る

上記しましたが、怒りは人に伝染りやすいという特性を持っています

例えば、ネット上での炎上や芸能人のゴシップなどで、全く関係のない人が怒っているという状況を見たことがある人は多いのではないでしょうか

全く関係ない人でも、他人の怒りに巻き込まれて怒り出してしまうというのはよくある状況です

そして、その怒りよって広まった人間関係は強い結束力を持ちます

こういった怒りの特性を理解して、大衆をコントロールするということも可能です

特定の国に対して、プロパガンダのように怒りをぶつけることで自国に結束力をもたせるというのもそういった怒りの特性を利用したものです

スケープゴートも、そういった習性から成り立つものです

私達個人にとって大切なのは、こういった怒りの特性を知っておき、そういった方法でコントロールをしようとしてくる人に対して、その意図に操られないように意識することが大切です

まとめ

怒りはコントロールの仕方を覚え、そしてそれを利用することができれば人生の様々な場面で利用することができます

もちろん、万能ではありませんし、場面が好転することもあまりありません

あくまで劇薬として、そういったものがあるということを知っておくのが大切かと思います。

そして、知ることで他人からの怒りに対して自分を守ることが一番重要です

ほいでは!


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