ダッカにもある、船の墓場


こんにちは、中山です

バングラディシュのダッカにある、船の墓場に行ってきました

いろいろと問題を抱えるこの国の中でも度々話題になるこの場所は、実際に訪れてみると様々な驚きがありました

チッタゴンだけでない、ダッカにもある船の墓場

船の墓場というと、バングラディシュの第二の都市であるチッタゴンにあることで有名な場所です

世界中の船がこちらに運ばれてきて、解体されて鉄くずとなって処理されます

船の解体というのは非常に危険を伴うもので、その上に解体された船体からは化学物質を大量に出して環境を汚染するため、許可されていない国がおおいようです。

そのため、そういった国の尻拭いをするような形で不要となった船の解体をバングラディシュが一手に請け負って解体をしています

船の墓場というのは日本だけの呼び名で、現地ではただの船舶停留所の作業場の一部としてあるという感覚のようです

ダッカの街中の直ぐそばに

船の墓場はオールドダッカのすぐ南、船着き場であるショドルガットから川の対岸に渡ったところにあります

川の対岸へは木製の小さな渡し船が出ていて、そちらに交渉をすることで行くことができます

ダッカの町並みはこちらの川を渡るとガラリと変わり、街の中心地よりも更に貧困が目立つ、かなり汚れた場所です。

そちらの船着き場からほんの数百メートルほど東に歩いた場所に、ダッカの船の墓場はあります

かなり近くまで船によることができます

チッタゴンの船の墓場は入場に制限があって写真の撮影も限られていますが、こちらのダッカの船の墓場は特に仕切りなどなく私のような観光客でも普通に入ることができ、解体している船のすぐ横まで近づくことができ、船に触ったりすることもできます

見渡す限りに数十隻の船が並び、あたりは途切れることなく金属を叩く音、そして熱で金属を切る音が響いています

有機溶剤のような化学物質が強く鼻を突き、足元は鉄くずとガラスが散らばり、そこには船を壊す職人と食べ物を売る屋台と、クリケットをして遊んでいる子供がいるカオスな状況が続いています

時々、解体された船が崩れ落ちて、その部品がバラバラと音を立てて散らばっていきます 日常と非日常が混ざり合っている、見たこともないような不思議な光景です

解体職人たちは、とてもフレンドリーで明るい

解体場所の雰囲気は、とても親しみやすく、温かいものがありました

私が近づいていくと、こちらに向かってニヤリと笑う職人が多く、自分が船体から剥がし取った船の部品をこちらに見せてくれるような人もいました

バングラディシュの人は、その服装や顔つきなどでその人の収入の格差がはっきりとしています

ここにいる人は、古いTシャツにサンダルを履き、肌質はそこまで栄養状態がよくなさそうな、下層階級の人であることはひと目でわかります

こちらでの給料は、一日あたり300円ほどだと聞きました

こちらの作業場では、怪我をしたり命を落とす人が年間に何百人もいるそうです

命を顧みない仕事の割に、その給料はあまりに少額です

私はこれまで過去に、世界のこういった社会からのシワ寄せを受ける貧困地域をいくつか訪れたことがありますが、そういった場所に住む人はたいてい穏やかで明るく暮らしています

こうした場所では、そういった気持でないと暮らしていけないのでしょうか。それとも、そういった人だけがここに残ることができるのでしょうか 何れにせよ、こちらの場所でも、暮らす人は、私の過去の経験にもれず、とても明るく暮らしていました

まとめ

作業中の場所はいろいろと危険なことが多く、怪我をしたり、万一命を落としたりすることも十分考えられるので、私はこちらに行くことは決しておすすめはしません

こちらの場所が人の目に触れることで今後少しでも改善されればと思い、こちらの記事を書きました


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする