お金がなくても豊かな暮らしは今後ずっと維持できるのか。イギリス人の暮らしから今後の日本を想像する


こんにちは、中山です。

私ごとですが、近年は趣味の旅行でヨーロッパによく滞在しています。
ヨーロッパの生活スタイルからは、今後の日本での暮らしの将来を予感させる様子が多く、いつも多くのことに気づかされています

ヨーロッパでは、お金をかけない社会は一般的

ヨーロッパの知人の暮らしを見ていると、ヨーロッパといっても色々とありますが、イギリス、フランス、ドイツなどとの一般的な若者の暮らしはいわゆる日本で言われる断捨離の暮らしが当たり前になっています

リビングにはテーブルと椅子とソファーとベッドぐらいしかない。
電化製品は電子レンジと冷蔵庫とトースターとテレビぐらい。
服を3着ほどしか持っていない。

特別お金がないわけではなくても、そんな暮らしをしている若者はよく見かけます

そして彼らはよくホームパーティーをしています
各自でつくった簡単な料理やお菓子やお酒を持ち寄り、誰かの家で週末にパーティーをするというのは彼らの日常です

西ヨーロッパでは外食が高く、居酒屋のようにお店でお酒を飲んで気さくにワイワイと交流をすることは簡単にできないので、こうしたホームパーティーを楽しんでいるのでしょう

イギリスの若者は、何をして楽しんでいるのか

こうしたシンプルな暮らしの中で、イギリスの若者はなにを楽しみにしているのか、私はイギリスに知人がおり、彼らの暮らしをずっと見てきました

イギリスは、過去に経済大国でしたが、60年代ごろから社会保障の強化により、勤労意欲の低下や国際競争力が落ちて経済的に衰退をしました。
そういった様子は、今の日本に通ずるものがあります
80年代から盛り返してきてはいますが、それでもイギリスの労働者階級の若者は貧しく、お金をかけない暮らしをしています

そういったお金をかけない暮らしをしているイギリスの知人が私にはいますが、はっきりというのは申し訳ないですが、お世辞にも彼らの暮らしは楽しそうではありません

お金はなくても心は豊か、というのが日本的な断捨離の思想ですが、イギリスでシンプルな暮らしをしている人たちにはその豊かさもありません
食事はスーパーで買った安いもの(イギリスはパンや米やパスタ、水や塩など生活に最低限必要な食材は税金が控除されていて非常に安く、お金のない人はそんなシンプルなものばかり食べています)
娯楽といえばユーチューブで動画を見たり、お酒を飲んだりして時間を潰しており、週末にはクラブに出かけたりサッカーの試合を観戦するというのが彼らの暮らしです

お金をかけない暮らしを続けていると、社会もそれに合わせて変わっていく

日本であればお金のそこまでかからない安い飲食店が多くありますが、イギリスにはほとんどありません
カラオケやボーリングのような娯楽もあまりありません
これは、お金をかけない暮らしを長く続けていたために、そういったお金を使わない人たちを対象にした産業が育たなくなってしまったからなのではないでしょうか

衣類や家具も、お金のない人向けのお店は品質がかなり劣ります
例えば、プライマークというファストファッションのブランドがあり、そちらは例えばコートが一着で2000円しないほどというびっくりするぐらいの低価格で展開していますが、お世辞にもその品質はいいとはいえません
私は、そちらで下着や靴下を買いましたが、あまりの品質の悪さにすぐに捨ててしまいました
日本ではユニクロを代表とする安くて質のいいというお店が多くありますが、イギリスでは安いイコール質が悪いのが当たり前です

食事も、基本的に外食はできず、安く済ませるとしたら移民が経営しているインド料理やアラブ料理を食べることが多くなります
イギリスといえばパブの文化が有名ですが、お金がない人はパブでは食事はほとんどしません

イギリスは階級社会で日本のように一般的な暮らしというものがあるわけではありませんが、経済的理由で生活にお金をかけない層が一定数おり、彼らはこういった狭い世界に閉じ込められたらように暮らしています

お金がない人に対しての産業が育たなくなっていき、そういう人たちの暮らしの中に娯楽がなくなっていく、というのは長期的に貧しい層が存在する先進国では避けられないことなのかもしれません

日本は、貧しい世代が多く現れたのはここ数年のことで、また過去の遺産でそういった層にも楽しめる娯楽は多くありますが、今後そういったお金を使わない人たちが多く出てくるとお金を使わないと楽しいことがないという社会は訪れてしまうのではないでしょうか

個人でできる解決策は、お金を使わない楽しみを見つけること

この状況を打破するにはどうすればいいのか。
政治的、経済的な観点から現在の状況を改善するにはどうすればいいかを考えることもできますが、個人ができる一番の解決策はお金を使わない楽しみを少しでも多く見つけることでしょう

例えば、ハイキングを趣味にすれば、ハイキングシューズさえ買ってしまえばあとはいくらでも楽しむことができます
楽器を習う、料理をする、絵を描く、本を読む(図書館で借りればタダですし、古本であればかなり安価で本を買えます)
そういったお金のかからない趣味をつくり、それを本気で楽しめるようにしていくのが大事でしょう
趣味のコミュニティを発達させて、そこで友人をつくれるような文化が定着すればなお、お金をかけずに暮らしの充実感は上がっていくのではないでしょうか

お金をかける楽しみというのは手軽ですし、刺激も強いことが多いのでそちらに流れがちです。
また、お金をかける趣味はそれ自体が広告を打っていたりするので、簡単に知ることができます。
そういった趣味にお金をかけることで経済を回すというメリットもありますが、個人の幸せを考える意味では、お金をかけない趣味を自分の力で見つける必要があります

まとめ

これから、お金をかけないで幸せになるために、自分の幸せを自分で考えることが必要な時代となっていくでしょう
お金をかけない楽しみというのは経済から乖離しているので自分自身で見つけなければなりませんし、自分が好きかどうか、続けられるかどうかを自分で判断しなければなりません

お金がないけれど豊かな暮らし、というのは、安くて質のいいものが多くある今の日本と将来では大きく変わっていき、自分の力で豊かさとは何かを探していくことになるのではないでしょうか

ほいでは!


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