貧乏生活は得るものがある、けれど失うものも多い


こんにちは、中山尚互(なかやましょうご)です。

私は、ここ数年、インターネットを通じての物販で細々と生計を立てています。

なんとかぎりぎり自活できるだけの収入はあるのでこれからも細々とやっていけそうですが、働き始めたばかりの頃は極貧生活でした。

そんな極貧生活で、得たものもありましたが失ったものも多くありました。

これだけあれば最低限暮らせるという金額を知ると、不安もなくなる

私はここ数年、収入が少なかったのでかなり節約した生活を送っていました。
食事は基本的に自炊をして、新しい洋服もほとんど買いません。
買い物といえば本を買うぐらいで、他にはほとんどお金を使っていなかったと思います。

静岡のような田舎であれば、家賃は4万円もしないほどでアパートが借りれますし、食費も私は自炊を毎日していますので3万円もあれば足りてしまいます。
諸経費なども合わせれば10万円で十分に暮らせていけていました。

こうして、10万円でも生活ができるという体感は私にとってかなりの収穫でした。
月に十万円を稼ぐというのは、たとえ本業がうまくいってなくてもアルバイトも組み合わせればそこまで困難な額ではありません。
自分の最低限の生活額を稼ぐのにそこまで負担がないということを知ることで、私は将来への不安がかなりなくなりました。
今後、借金などをしない限り仕事がなくて飢え死にするということはないでしょうし、とりあえず10万円稼いでいればあとは自分の好きな仕事に集中できます。

暮らしの中で、食いっぱぐれる不安がなくなるというのは、自分の暮らしに安心をもたらし自由にもしてくれます。

マズローの欲求の五段階説というものがあり、そちらでは衣食住の悩みがなくなってからこそ、自己実現に悩めるということに関する考察をしています。
私の場合、こちらの下部分からは抜け出すことができ、こちらの主張に私は非常に納得しています。

ただし、少しの出費にも痛みを感じて住む世界が狭くなる

暮らしていくには困りませんでしたが、こうしたカツカツの生活を始めるようになると失うことも多くあります。

例えば私は、貧乏生活を始めてからほんのわずかな出費が気になって仕方がなくなるようになりました。

例えば飲み会で、女性二千円で男性が五千円というような支払いになった時、なんで自分は余裕がないのに女性のぶんも支払わないといけないのだ、と不満が溜まってしかたがなくなってしまいます。
こうした、ちょっとした額に敏感になると、どんどん自分の住む世界が狭くなっていってしまいます。
ほかにも、気になるレストランがあっても、そこまでの電車賃や食事代を考えると自炊をしたほうがいいとなって、出かける気が起きません。
友人からの誘いも、そこでいくら使うことになるのだろうと考えてしまうと全てに応じることができなくなり、次第に誘いの回数も減っていきます。

自宅で仕事をしながら自炊をして細々と暮らしていることが一番コスパがいいことがわかっているので、そこから出ることに抵抗を感じてしまいます。

そうすると、いつしか非常に狭い世界のなかで暮らすことになってしまいます。
新しい出会いもなかなかありませんし、世の中の流行りにも疎くなります。

いま人気の芸人やスマホのアプリなんていう会話に全くついていけない自分に気づいた時、私は自分の暮らしている世界の狭さに危機感を覚えました。

無駄とわかっていても、人と比べてて劣等感を感じてしまう

どうしても、普通に就職している高校や大学の同級生とは生活レベルが違ってきます。
男という生き物はどうしても他人と比べて優越感を得たがるもので、その一番シンプルな指標は収入なのではないでしょうか。

直接的に言うことはなくても、着ている洋服や住んでいるマンション、海外旅行に出かけた有名なレストランに行ったなどと言う経験を話しているうちに大体の相手の懐事情はわかってきます。
そういった、他人と話をするたびに、たとえ自由にいきている、やりたいことをやっているといっても、資本主義社会で自分は敗者なのだなと突きつけられます。

お金よりも大事なことがある、他人と比べても意味がない、と思ってフリーランスをはじめた自分でも、この感覚は未だに消し切ることができません。

気前の良さがなくなる

キツキツの生活をしていると全てのことに慎重になり、考えながら行動することになります。

静岡から東京に行くのに、バスで行くべきか電車で行くべきか。新幹線を使ってしまっても大丈夫か。そんな、数千円しか違わないことに塾考をして、一番コストパフォーマンスが高いものを選びます。

そう言う暮らしをしていると、他人に奢るということがめっきりなくなってしまいます。

ほんの数百円を奢るだけで、その人との人間関係がスムーズになることがあることは私も十分にわかっていますが、それを実行するだけの心の余裕がなくなってきます。
ここで奢ってしまうと今後の暮らしが苦しくなる、何かを我慢しなければならなくなる。
そんなことを考えてしまい、きっとおろそかにしてしまった人間関係もあるでしょう。

そして何より、そんなちっちゃなことを考えてしまう自分が心底いやになってしまいます。
ちょっとしたことならパッと奢る、そんな羽振りの良さは身につけていないと自分の心が貧しくなってしまうと言うことを、私は実感として知ることができました。

やはり、お金は必要

きちんと節約をすれば、そこまでお金を必要とせずに暮らすことができてしまいます。
上記しましたが、最低10万も稼げれば余裕で暮らしていけるでしょう。

しかし、収入が少ないことは自分の感覚を変化させます。
こちら、お金にとらわれない悟りのような境地になればそんなことはどうでもよくなるのでしょうが、私には中々難しいことでした。

清貧、という暮らしは今の日本ではなかなか難しいのではないでしょうか。

収入の低下を恐れずにフリーランスとして暮らすことを考えている人は、そちらも覚悟、もしくは乗り越える術を考えた上で実行に移したほうがいいのではと感じます。

ほいでは!


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