旅行先で出会った人は、信用できるのか


こんにちは、中山尚互(なかやましょうご)です。

私はこれまで80カ国ほどをバックパックで旅行して来ました。
各国での出会いはかけがえのないものでしたが、騙されてしまうこともありました。

ブラジルでの出会い

2年ほど前に、私はブラジルのリオデジャネイロを旅行していました。
当時はリオのカーニバルが終わった直後で、街はその時の喧騒から落ち着きを取り戻し始めている頃でした。
私は一泊数百円のドミトリーに泊まっていて、その隣のベッドに寝ているキューバ人と親しくなりました。
彼は英語を話すことができ、とてもフレンドリーな人柄で、自分もこの街に来たばかりだから一緒に街を回ろう、といって私たちは二人で観光をしました。
リオデジャネイロの有名なコルコバードのキリスト像を二人で見て、コパカバーナビーチで一緒に泳ぎ、シュラスコを食べるという定番のものでしたが、彼はポルトガル語も堪能で現地の人から様々なローカルな情報を聞き出してはふれあいを楽しみ、私たちの観光はとてもたのしいものになりました。

一緒に観光をした次の日に彼から、今日からはドミトリーではなく一緒の部屋に泊まろうか、という提案を受けました。
そのホテルはドミトリーとダブルルームは一人当たりではほとんど同じ値段だったので、私たちが二人でシェアをして部屋を借りても一人当たりの負担は変わりません。
多数の人間が出入りするドミトリールームよりは、二人きりのダブルルームの方が安心感があります。
1日彼と観光をして気を許していた私は、その提案を受け入れてその日の晩は同じ部屋に泊まることにしました。

そして、次の日、目覚めると隣に寝ていたベッドから彼の姿が消えており、私の荷物から財布も無くなっていました。
驚いた私はレセプションのスタッフに聞いてみましたが、その彼はその日の朝に出ていってしまったのだそうです。聞いていた彼のメールアドレスに連絡をしても返信はありません。
警察を呼びましたが、パスポート番号も氏名もわからないので捜査のしようがないと言われて、その件はそのまま進展がなく、私は旅行の資金の大半を盗まれてしまいました。

その前日まで当たり前のように友人として接していたそのキューバ人に裏切られてお金を盗まれてしまった私のショックはかなりのものでした。
一度信頼した相手から裏切られるというのは精神的にかなりの衝撃です。
その時から、しばらく私は旅先で出会う相手を信用できなくなってしまいました。

旅先で出会う人を信用する根拠はどこにもない

旅先で出会った人と親しくなり、そして一緒に行動するということは思っている以上にリスクがあります。
もちろん、悪い人はほんの一握りですが、そういった人と出会って信用してしまうと私のように痛い思いをしてしまいます。

実は、私は上記のブラジルだけでなく、これまでに数度、親しくなったと思っていた相手から裏切られてお金を盗まれています。
私だけが特別というわけではありません。バックパッカーの中では有名ですが、2015年ぐらいから日本人のお金を盗むということを繰り返して旅行を続けている二十代中盤の日本人女性もいて、注意喚起もされています。
親しくなった人から盗難をされるというのは、残念ながらバックパッカーの中では珍しいことではないのです。

盗難ほど深刻でなくても、何時何分に〇〇で集合、と約束をして、約束の時間に相手が現れずにそのまま何時間も待ちぼうけをして、結局2度と会うことができなかったということも何度かありました。

旅先での人との出会いは一期一会です。
それは刺激的なものでもありますが、もう2度と会わないということで、相手から人間関係を軽んじられてしまうこともどうしてもあります。

依存しない、頼らない、そして相手に期待をしない人間関係が大事

さまざまな経験の中から、私は騙されてしまった自分が悪いと思うことにしています。
例えばブラジルの件でも、たとえ同室でも私が油断をせずに財布を管理していたら盗まれてしまうということはなかったでしょう。
二人きりの部屋だからということで油断をして、自分の持ち物のセキュリティをいい加減にしてしまった自分が悪いのです。もし、私がいいかげんな荷物の管理をしていなかったら、彼は私の財布を盗むことはなく、彼との思い出はリオデジャネイロの観光といういいものだけで終わったのでしょう。

たとえ親しくなったとしても、赤の他人に対しては常に緊張感をもつ。そして、自分の身に起こったことは全て自分が責任をもつ。
他人には期待をしない。
そうすることで、全ての出会いから裏切りという概念はなくなり、全てのトラブルは自己責任ということで良い思い出だけが残ります。

これは、これまでに数え切れない出会いと別れを繰り返してきて私が見つけた答えの一つです。

信頼できる相手というのはかけがえのないもの

一人でバックパックを背負い、様々な人と出会ってから帰国をして家族に会うと、心から信頼できるというのはなんてかけがえのないものなんだと心から感じます。

昔からの気心の知れた知人との出会いもそうです。
心から信用できる仲間というのは、思っている以上に人生で得にくく、大切なものだと気付かされます。

決して旅行先とのささやかな出会いが悪いものというわけではありません。
むしろ、旅先での出会いは今後も忘れることのない、私の一生の宝物です。しかし、そういった一期一会の出会いには緊張感を残しておくことが大事だと、私は過去の経験から感じています。

まとめ

細かいテクニックとして、旅先で出会った信用できるかどうかわからない相手には、一緒に写真を撮ろうと持ちかけることが有効です。
親しくなったふりをして近づこうとする悪意のある相手は、自分の顔が写真に残るのを嫌がるのでそういった場合まず一緒に写真を撮りたがりません。

こういった適切な方法で相手との距離感を保ちつつ、良い人間関係を築いていくことが旅行先での出会いを良いものにしていく技術かと思います。

旅先でのよくある詐欺や盗難のトラブルや対策方法はこちらの記事でまとめてみました。


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