少額訴訟をしました。心境は大きくは変わります。


こんにちは、中山尚互(なかやましょうご)です。

私は、過去に2度、アルバイト先の職場に対して少額訴訟をしたことがあります。
こうやって書くと私が攻撃的な人間のように思われてしまいますが、相手との話し合いができなくなってしまった場合、非常に有効な手段でした。
また、自分の心理的な変化も大きかったです。

少額訴訟は思っているほどハードルは高くありません。
もし、職場とのトラブルで困っているという方には、とりあえずやってみるという感覚でもオススメします。

職場から突然、仕事のキャンセルの連絡があった。給料の補填はなし

一つ目の訴訟は、私が長期で泊まり込みのアルバイトをする予定だった時のことです。

とある派遣会社にて、私は10日間で10万円ほどの給料のアルバイトをする予定でした。
しかし、就業日の3日ほど前に派遣会社から連絡があり、その仕事がキャンセルになったとの連絡があります。

もちろん、私はその仕事をするためにその10日間の日程を開けていました。
その日程はどうするのだ、というと派遣会社は、派遣はこういうこともあるから仕方ない、としか言ってくれません。
さすがに10日間も無為に過ごすと言うのはこちらも負担が大きすぎます。なんとかならないのか、仕事がないなら、そのぶんの給料を補填してくれないのか、と話をしますが、派遣会社は無理の一点張りです。

労基署に相談しても動いてくれない

仕方がないので、労働基準監督署に相談してみました。
すると、きちんと話し合いをすれば相手も動いてくれるのでは、と言うだけでほかにはなにもしてくれません。

こちらに関しては本当に困りました。
後に書くもう一点のケースでも同様に労基署は全く動いてくれず、きちんとした助言ももらえません。

もし、ここで適切なアドバイスをもらえていたり、労基署が仲裁に入ってくれたら私は少額訴訟をする必要がありませんでした。
労基署もいそがしいのはわかりますが、こういった小さなトラブルももう少ししっかりと対応してもらいたいです。

法テラスで弁護士相談をして、少額訴訟の方法を教えてもらう

労基署に相談しても話が進まないので、法テラスに相談をしてみました。

すると、無料の弁護士相談をしてくれるとのことです。(状況によって法テラスの対応は変わると思います)
法テラスのアドバイスに従い、指定の日時に指定された弁護士オフィスに行くと、30分ほどの弁護士相談をしてくれました。

弁護士の助言はとてもシンプルで、納得いかないのであれば少額訴訟をすればいい、とのことでした。
少額訴訟は切手代を含めて6000円程度ですることができ、1日で終わる制度なのでとても簡単だということ。
そして、リスクといえばその6000円ほどのお金と訴訟のために半日開けておくことと被告との元で働くことができなくなるぐらいしかないから、気楽にやってみればいいと言うことを弁護士は私に説明し、その時の無料相談は終わりました。

少額訴訟の書類の書き方はとても簡単

弁護士からは、インターネットで調べればいくらでも出てくるから、と少額訴訟の訴状の書き方の説明に関しては全く助言はもらっていません。
しかし、弁護士の言う通り調べると少額訴訟の書類の書き方は簡単に知ることができます。

私はインターネットで調べた情報の通りに書類を書き、近場の簡易裁判所に電話をして必要な切手の額を調べ、書類を完成させました。
書類の作成にかかった時間は、トータルで3時間ほどです。

訴状を提出すると全て解決した

訴状を近所の裁判所に郵送で提出すると、数日後に派遣会社から電話がかかってきました。

内容としては、訴状を裁判所から受け取った旨と、今回の件の謝罪。そして本来働いてもらうはずだったぶんの給料を八割ぶん支払うということでした。
これまで散々こちらが言っても聞く耳すら持ってくれなかった会社ですが、訴状を提出した瞬間に急に態度がガラリと変わり、私は本来もらえるはずだった給料を八割ですがもらうことができました。

少額訴訟の手続きを始めてからここまで、書類を書く以外の手間は特にありません。
思った以上にあっけなく解決してしまいました。

2度目の訴訟は、労災

2度目の私の少額訴訟の経験は、それから2年ほど経った後のアルバイト先です。(上記とは別の会社です。)

その時、私は職場で重いものを運んでいて、腰を痛めて動けなくなってしまいました。

痛みがひどくて仕事もできないのでその場で自宅に帰らせてもらい、職場に労災保険で治療費を出してほしいのでどうしたらいいのかと職場に連絡をしました。
すると、電話に出た女性は非常に威圧的な言葉で、労災で治療しないで自分の国民保険で治療をしてくれ、と私に言いました。

その威圧的な言葉遣いもさることながら、労災保険を使えない、という言葉に非常に驚きました。
なぜなのか、と聞いても具体的な理由は教えてもらえません。
多分そちらのバイト先の代表なのであろうそちらの女性は、非常に大きな声を出すばかりで私の意見を全く聞いてくれません。

私はまずは何よりも腰が痛いので、仕方ないので国民健康保険を使い、自分の腰の治療をしました。
腰の状態は思っていたよりも悪く、10日ほどは仕事はしないほうがいいという診断を医師から受けました。
10日ぶんの休業補償を受けられるように、と医師は診断書にそのことをきちんと書いてくれました。

その後も、こちらが労災で治療費を支払ってほしい、そして10日間働けなくなってのでそのぶんの休業補償をもらいたい、と伝えても、その女性は電話口で大きな声を出すばかりで私の話を聞いてくれません。

労基署に相談をすると、10日間の休業補償のうち7日間分は保険期間に自分で直接申請できるが、残りの三日間分に関しては雇用主から直接支払ってもらってくれとのことでした。

これには本当に困ってしまい、仕方ないので数年前と同じく少額訴訟をすることになりました。

訴状を提出し、裁判に

前回と同じように、インターネットを見ながら私は訴状を作成しました。
訴訟による請求の内容は、治療費と3日ぶんの休業補償、そして裁判費用の全額です。

今回は訴状を提出しても、相手からの連絡は何もありませんでした。

裁判当日になり、近所の簡易裁判所に出廷しましたが、そこにも相手の姿はありません。
時間を十分経っても現れないので、欠席裁判として裁判は始まりました。

部屋には私と裁判官と初期の合計3名しかおらず、裁判官は私のつくった書類を読みはじめました。

裁判では、労災が支払われなかったこと、その後の休業補償を受けることができなかったことに関して私の主張に正当性があることを認めてくれ、他に私の作った書類で曖昧な部分や表記が足りない部分を言葉で説明をして終わりました。
トータルで1時間もかかりませんでした。

勝訴しても支払われないので、強制執行へ

その後、私が勝訴したことは相手に伝えられましたが、その後も私が要求する支払いを相手はする様子がありません。
電話や手紙を送っても連絡が取れないので、裁判所と相談し、今回の請求額を強制執行にて要求することになりました。

強制執行の申請書類も書き方はとても簡単で、30分ほどで書き終え、申請料の2000円を支払いました。

すると、強制執行の書類を受け取ったであろう職場からすぐに、私の要求額が支払われました。

結局相手からの謝罪などはありませんでしたが、要求額が支払われましたので私としても助かりました。

少額訴訟の手続きはかなり簡単、そして気持ちの変化も大きい

少額訴訟というとかなり大げさな感覚ですが、今回の件で私は一件目に弁護士相談をしたことと、裁判所に行った日ぐらいしか手間をかけておらず、書類の作成もかなり簡単にすることができました。

訴訟をするリスクも、書類の作成の手間と裁判所に行くために半日開けること、ぐらいです。
裁判費用も、相手に請求したので自分で負担はありません。

何よりも、一度経験をするとこれからは理不尽なことでも泣き寝入りをしなくていいということが、気持ち的にかなり楽になります。

金銭面でトラブルにあって困っている方、軽い気持ちでやってみてもいいのではないでしょうか。

ほいでは!


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