中国では、おじさんにも居場所がある


こんにちは中山尚互(なかやましょうご)です。

先日、再び中国に滞在していましたが、中国のおじさんたちはなかなか楽しそうに暮らしていました。

中国も他人に話しかけない社会

こちらの記事でも紹介しましたが、他人に全く話しかけない日本の他人との距離感は世界的に見ると独特です。
ヨーロッパでもアメリカでも、中東でもアフリカでも、通りがかりの他人と簡単な立ち話をするというのは特におかしなことではありません。

私はこれまで数多くの国を旅行して訪れてきましたが、中国でも日本と同じようにほとんどの人が赤の他人には関心を持ちません。
中国だけでなく、韓国も似ています。こういった、他人との間にはっきりと線を引くのは、我々東アジアの国々の独自の文化なのではないでしょうか。

中国には、おじさんの居場所が沢山あります。

中国で印象的だったのは、路上でおじさんがよく麻雀をして遊んでいる姿です。
日本では、おじさんがはしゃいでいる姿なんてほとんど見ませんが、中国では麻雀だけでなく、カフェなんかでもこういったおじさんの溜まり場がいたるところにあります。

中国の人はギャンブルが好きなので、麻雀だけでなくサイコロを投げたりカードを引いたりしている場所が多かったですね。
中国ではギャンブルは違法ですが、そこは多少はご愛嬌でしょうか笑

若者が参加しやすいおじさんの溜まり場

こういったおじさんの溜まり場に、私も宿で知り合った中国人の青年に連れられてよく覗きにいって見ました。
私のような若者がそういった場所に行くと、よくきたよくきたと言ってお酒をご馳走してくれ、かなり親しく接してくれます。
私は中国語は話せませんが、言葉が通じなくても暖かく迎え入れてくれてとても居心地よく過ごすことができました。

こういったおじさんの溜まり場は、中国の地方都市では住民の交流の場になっているようです。

おじさんは経済的に豊かな人が多く、他の参加者たちの代わりに費用の負担をしてくれるので、他の参加者はそういった場によく顔を出しています。

おじさんたちの集まりを中心にして他人同士が繋がれるおじさんたちの居場所は、日本のように他人にあまり話しかけない中国社会で、世代を超えて人と人とをつなげる場所として機能しているようでした。

日本には、おじさんの居場所が極端に少ない

海外から帰ってきて強く感じるのが、日本でのおじさんの居場所のなさです。
休日に遊びに行くといえば、パチンコや打ちっ放しのゴルフ、健康に気を使っている人ならハイキングぐらいなどではないでしょうか。
お酒を飲みに行くこともあるでしょうが、おじさんたちの飲みの場所に年の離れた若い世代が行くことはまずありません。

日本社会でおじさんはかなり孤立した存在で、異性や他の世代と関わることはほとんどないのではないかと感じます。

私もいづれかはおじさんになります。
こういったおじさんの孤立は私にとっても他人事ではありません。

世代を越えて集まれる居場所をつくる

こういった、他の世代から取り残されたおじさんの孤立を防ぐためにも、日本にもおじさんの居場所が必要です。

そんな居場所として都合がいいところ、私はそれはシェアハウスだと思います。

ロサンゼルスを旅行した時に、私は在米日本人が集まるシェアアパートに泊まっていました。
そこは何十年も前からアメリカにいる、高齢の日本人が多く住んでいました。
シェアアパートの部屋はそれぞれ個室ですが、キッチンやトイレは共有となっているので同居人とはよく顔を合わせます。
そこでは、長期在住の高齢の日本人と私のようなふらっと泊まりに来た旅行者が、一緒に食事をしながら交流をする、非常に雰囲気のよい空間がありました。
日本で年配の方としっかりと会話をする機会のなかなかない私にとって、そこでの経験はなかなか刺激的でした。

中国のように、遊びを通じて他人と交流をするのは、日本人にとってなかなか馴染みにくいかもしれません。
しかし、このように同じ場所に泊まるとなると、そこでのコミュニケーションはかなり自然なものでした。

例えば、東京でもシェアハウスの一部を解放するなどして、世代を越えての交流が生まれる場所は作れるのではないでしょうか。

まとめ

遊びの苦手な日本人のおじさんが多いためシェアハウスという例を出して見ましたが、他にもさまざまなアイデアがあるかと思います。

他人との結びつきが弱い日本では、こういった居場所の存在は人間関係を大きく変えてくれるでしょう。


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