こんにちは、中山尚互(なかやましょうご)です。
先日、一週間ほどメキシコに滞在していました。
私ごとですが、メキシコに滞在するのはこれで3度目です。
メキシコは中南米の中でも私の最もお気に入りの国の一つですが、残念なことに日本人にはあまりメジャーな旅行先ではないように感じます。
今回の滞在でも、出会った日本人はわずかに一人。
南米のペルーやボリビアなどではしょっちゅう出くわす日本人のバックパッカーも、メキシコではほとんど見かけません。
多分、治安面を心配してためらっているのかと思いますが、実際に訪れてみるとそれはそこまで深刻に憂慮することではないように感じます。
治安面ばかりを気にして足踏みをしないでほしい、今回はそんなメキシコ旅行に関する記事です。
目次
観光地では治安はそこまで心配することはありません
メキシコというと一番に思い浮かぶのが治安の悪さ、犯罪率の高さでしょう。
実際、現在でも国内は麻薬戦争と呼ばれる政府とマフィアの抗争が起こっており、シリアの次に死亡率の高い国とも言われています。
しかし、そんな非常に危険な地域は国境付近やマフィアが力を持っている場所に限定されていて、私のような観光客が行くような場所や大都市の治安は他のラテンアメリカの国々とほとんど変わりません。
こう行った感じで、都市では夜でも明るいですし、人通りもあります。
これまで何回も夜に出歩いていますが、身の危険を感じたことは一度もありません。
私の肌感覚としては、バックパッカーがよく行くブラジルやコロンビア、アルゼンチンなどのほうがあまり一人でで歩きたいとは思えません。
メキシコシティのちょっとした路地はこんな感じ。
治安の悪そうな感じはあんまりしませんでした。
もちろん、あくまで外国ですので、日本と同じ感覚で出歩いたりはせず、注意をする必要はあります。
物価は非常に安い
今回はロサンゼルスからメキシコにいきましたが、物価の安さに本当に驚きました。
ローカルなレストランではタコスが一つ50円ほどで売っていますし、宿も1000円ほどでシングルルームに泊まれます。
実はすこし前から米国との関係などが原因でメキシコペソはかなり暴落しています。
通貨が安くなってそのぶんインフレをしている部分もありますが、食事などは値段を据え置いている場所が多いので、レストランでの食事などはかなりの割安感があります。
このタコスとブリトーも合わせて100円ほど。
飲み物をつけても200円しませんでした。
本当に格安で現地の食事を楽しめます。
私の場合、宿と食事合わせてもだいたい1日1500円ぐらいでとても満足な滞在をすることが出来ました。
英語があまり通じなくても、みんなと陽気に関われる
アメリカの隣の国にもかかわらず、メキシコは英語があまり通じません。
だからこそ、こちらの英語が拙くても必死でわかろうとしてくれたり、なんとかしてコミュニケーションをとろうとしてくれます。
メキシコ人の陽気な気質も相まって、簡単な単語をならべたりジェスチャーで交流を持つことができます。
酒屋のおばちゃん。言葉が通じないにもかかわらず、こうして試飲を何度も勧めてくれました。
街を歩いているだけで、こんな出会いが沢山あります。
本当に見所が多い
メキシコは本当に見所の多い国です。
一つの国の中に中部の遺跡や砂漠から、海岸沿いのビーチリゾート、高地にある都市までさまざまな地域があります。
こんな大きな教会のある街があったり
こんな地形も見れます。
こんな憩いの場がある街があったりと、これだけ多様な側面を持つ国はなかなかないのではないでしょうか。
食事も美味しい
日本ではメキシコ料理はあまりメジャーではありませんが、こちらにくれば本場のメキシコ料理を思う存分楽しめます。
こういった感じのワンプレートの食事もあれば
おつまみにいいシュリンプカクテルもあります。
こうやってトルティーヤを目の前で焼いてくれる店もありました。
こちらは牛タンのタコス。濃厚な味です。
料理ではありませんが、こんな見たことのないものも売っています。
これはサボテンの実で、着色したわけではなく天然でこのいろをしています。食べてみると、甘さ控えめのキウイフルーツのような味で美味しいです。
珍しい食べ物がたくさんあって、食べ歩きをしているだけでも飽きません。
とりあえずオススメはユカタン半島
あまり時間はないけど、とりあえずメキシコに行ってみたい、という方にはユカタン半島をお勧めします。
カンクンはメキシコ随一のリゾート地ですし、そこから南に下ったトゥルムやプラヤデルカルメンという街はリーズナブルな旅行を楽しめます。
ユカタン半島の醍醐味はダイビング!
カリブ海の透き通るような青は最高に綺麗ですし、セノーテと呼ばれる淡水の湖でのダイビングも楽しめます。
上の写真はセノーテでのダイビングの様子です。
大昔に隕石が落ちて穴が開いたところに水が溜まって巨大な水たまりのようになっているところを潜ります。淡水なので海水と違う浮力感があり、住んでいる生き物も違って他にはないダイビング体験です。
こんな豪華なシーフードもたべれます。
マーケットに行けば、大きなロブスターが300円ぐらいで売っています。日本だったら数千円はしますよね。
メキシコにちょっと足を伸ばしてみては
今回のメキシコ滞在は10日ほどでしたが、かなり充実した時間を過ごすことができました。
物価が安く、食事も美味しく、遺跡などの観光地もあるし、ダイビングのようにアクティビティも人も優しい。
こんな観光に向いた国はなかなか無いように感じます。
南米やアメリカだけでなく、ちょっと遠出をする旅行先として、メキシコを候補に入れてみてはいかがでしょうか。