ホーチミンの空港に市内までのバスがあるのはいいことなのか考えました。


こんにちは、中山尚互(なかやましょうご)です。

昨日、ホーチミンの空港に着きましたが、空港から市内までの循環バスができていて驚きました。

バスの利用は本当に簡単

こちらのバスに乗るのは非常に簡単です。

空港の到着ゲートから外に出ると、こんな感じの黄色いバスが止まっています。
30分おきに出るらしく、市内までの所要時間も30分ほどでした。
値段は15000ドン。日本円で七十五円ほどと格安です。

少し前までは、タクシーを使うしかありませんでした。

こちらのバスができたのは2015年からのようです。私が以前、ホーチミンを訪れた時には、タクシーを使うしかありませでした。
さらに、そちらのタクシーがなかなか極悪で、乗車時には10ドルと提示されたにもかかわらず、空港から出るための料金、税金などよくわからないことをいろいろと言われ、私は結局市内に着くまでに倍近くの額を支払っていました笑

旅行者にとって最大の難関は空港からのタクシーです。

そのように私がホーチミンの空港からのタクシーで料金トラブルにあったのは、決して珍しいことではありません。
新興国では空港に着いたばかりで物価の感覚も治安も言葉もわからない旅行者は悪質なタクシー運転手の絶好の標的で、通常の料金の数倍をふっかけられることはよくあります。

さらに悪質な場合は、目的地と全く違う場所に連れて行かれてしまうということも私の経験ではなんどかありました。

私が学生の頃は、ほかにもインドのニューデリーもいまのように市内までの電車がなく、空港から市内まではタクシー運転手との料金交渉の戦いの場でした。
バンコクでもエアポートリンクが長く伸びておりず、市内まで行くにはタクシーに乗ることが必須でした。

あの頃の空港でタクシーを捕まえる時の気の重さを考えると、近年の空港からの移動のしやすさは隔世の感があります。

しかし、空港にはタクシーの客引きが相変わらず多くいました

ホーチミンの空港に着いた私はすぐにバスに乗りました。しかし、バスに乗る直前まで私には10人近くのタクシーの運転者が声をかけて来ました。
中には、バス停は空港から遠いからタクシーを使ったほうがいい、バスは1時間に一本しか来ないから待つ、今の時間は渋滞で市内まではものすごく時間がかかる、などと嘘を言って私をタクシーに乗せようとしてくるものもいました。

彼らがそうして私にしつこく声をかけてくるのは簡単な理由で、私がバスを使ってしまっては彼らの収入が減ってしまうからです。
空港の周辺には無数のタクシー運転手が集まっていて、空港からの客を探しています。
空港バスはそんな彼らの仕事を大幅に奪っています。

バスの存在からなのか、タクシー運転手たちの英語のスキルは以前よりも上がっていて、営業により熱心になっている印象を持ちました。

バリの空港は未だにタクシーを利用する場合が多い

このように交通の便が良くなっていくアジアの国の中で、バリのデンパサールの空港は未だにタクシーでの移動が主流です。
厳密に言えばバスも出ていますが、こちらは本数が非常に少なく、利用は現実的ではありません。
バスを頻繁に走らせるのは非常に簡単ですが、これをしないのはシンプルで、バスを走らせてしまっては彼らの仕事を奪ってしまうからです。

旅行者の立場と地元民の立場は違う

このように、空港からのアクセスが便利になればなるほど旅行者にとって便利になりますが、地元の住人の雇用を奪うことになってしまいます。
タクシーの運転者の仕事は貧しくスキルのないものでもすることができるので、どの国でもセーフティーネットのようになっていて住民の生活を救っています。

空港という彼らにとっては大事な集客の場の交通事情が変わっていくのは、穏やかではないことかもしれません。

まとめ

こんな感じで、変わりゆくアジアの空港からの交通事情からいろいろと感じるものがありました。

私は、アジアで少額をぼったくられたり騙されるというのはある種の寄付のようなものだと思っています。
私と彼らの収入差を考えると、多少の理不尽な請求も追求する気はおきません。

空港からのタクシーも、ある種の寄付という気持ちを持てれば、これからもいまのような多少のぼったくり価格でも寛容になれるのかななどと考えました。

ほいでは!


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